むしょくとうめいのらくがき

電車乗ってお酒飲んではしゃぐ3歳魚と25歳児 水曜日夜に更新 

赤と青、どっちが好きだ?

 ウルトラマンデッカー、やはり王道の熱さでとても好きである。※一部ネタバレ注意

 

 

0.ちゃんと先輩になり「歴史」になっていたトリガー

 

 前半戦、文字通り「ただがむしゃらに」走ってきたような物語が8話目まで終わった。

 所謂「オリジナル」の怪獣や宇宙人をあまり出さず*1ゴモラエレキンググドンテレスドンなど、過去(それもわりと昔)に登場した怪獣が目立つのは気になる。しかしそれらは、デッカーのタイプチェンジ、並びにGUTS-SELECTを引き立てる要素になったとは言っても良いと思った。そして直近の第7・8話では、ある程度「どこかであるはずだ」と予想できた、ウルトラマントリガーとの共闘も描かれた。

 少し前、劇場版を含めた『ウルトラマントリガー』という作品への感想として、どこかでリベンジの機会が与えられて欲しい、と言った。トリガーというヒーロー、及び登場キャラクターの活かしきれなかった設定、描ききれなかった物語、表しきれなかった個性……など。それらは完全な補完こそされなくとも、同一世界観で続く今作『デッカー』にて、もう一度活躍の場を与えられて欲しいな……とは思っていた。

 そんなトリガーではあるが、『デッカー』第7話で(予想と期待通り)登場した時、すっかり彼は「数年前に地球を救った英雄」として歴史に名を刻み、マナカケンゴはすっかり先輩となっているではないか。なんかこう、貫禄があるような。……前作で同じように「先輩ウルトラマン」として登場しながら、しっかりやらかしてくれた御方とは大違いである。勿論あれはあれで、個性が出ていて素晴らしかったと思う。

 

1.「金ピカ」な最強形態について言いたい

 

 しかし、やはり言いたいことがある。あったので、こんなツイートをしたわけだ。

 

タイプチェンジは「使い分け」から「進化」へ

 色、というのはタイプチェンジ後のカラーのことだ。

 ティガ・ダイナ同様、トリガーとデッカーも、バランス・スピード・パワーの三形態を使い分けて戦うのが特徴である。25年前は『ティガ』が「タイプチェンジ」という革命をウルトラシリーズに起こした。以降はモードチェンジ、バージョンアップ、あるいはフュージョンライズ、といった「基本形態から姿を変える」という、ウルトラマンにおける定番が出来上がった。

 だが、「使い分け」としてタイプチェンジがあったのはティガ・ダイナのみで、特に「フュージョンライズ」が出来て以降のウルトラマンでは「進化」という意味合いが大半を占める。肉弾戦に備えてパワータイプ・ストロングタイプになったが、必殺技を撃つためだけに基本形態に戻る、といったタイプチェンジも、のちのヒーローでは見られなくなったと感じる*2。『ティガ』に影響を受けたはずの『トリガー』でも、結局はニュージェネレーションヒーローズで確立されたといえる、「進化としてのタイプチェンジ」の波を受けたわけだ。

 故に「グリッタートリガー」*3は早々に登場し、より強大な「光」の象徴となったとはいえるが、「グリッターティガ」のような「人の力が起こした奇跡」といえる側面はなかった。トリガーはグリッターとなっても身長は120mにならなかったのであるから、やはりティガと比べると「神秘性」に欠けるような気はしてしまう。TVシリーズを見ていても、トリガーの最強形態であるはずなのに「中間強化形態」としか見えないのも、気のせいではないと考えている。

 

「パワーの赤、スピードの青」が、ティガの基本線であり革命だった

 ところでその「色」の話に戻そう。グリッタートリガーエタニティは、全身が金色をしている。……敢えて言う。こればかりは、どうしても好きになれないデザインだ。

 ウルトラマンは初代からずっと、シルバーとレッドを基調としたボディに、青いカラータイマーと薄黄色に発光する眼、というカラーリングを施されてきた。それもまた『ティガ』の登場まで汲まれていた流れである。一方、「平成ウルトラマン」の始まりであるティガの基本形態=マルチタイプは、紫と赤のカラーが特徴。以降はボディの所々に青色が施されるデザインが見られるようになった。のちにアグル、ヒカリ(ツルギ)のように「青いウルトラマン」として、当初は赤い色のヒーローと対になる者が現れ、やがてはそれも一般的になっていった。

 ティガ及びトリガーに話を戻すと、その本質は力(剛健さ)や情熱の象徴である赤=パワータイプと、俊敏性や知性の象徴である青(紫)=スカイタイプであり、またそれら(赤と青・紫)のバランスを保った基本形態=マルチタイプであったはずだ。これはカラーリングという点においても、TV版の『ティガ』が起こした革命であり、後世に残した流れである。だが、トリガーの場合、強化形態ではそのいずれも身体からは失われ、全身が金色という眩しすぎる姿になった。

 

光と闇の争いと共存

 トリガーの場合は、「光と闇」の争いがより強く表れ、やがては闇の象徴である黒い巨人・トリガーダークが登場する。ゆえに、闇=トリガーダークの対局として、強大な光=グリッタートリガーがなくてはいけなかった、という見方もできる。考えてみれば『ティガ』も劇場版ではやはり、全身が黒いティガダークで始まり、少しずつその光を取り戻し、やがてグリッターティガとなるわけだが、全身が金色に発光する姿はTV版のそれとは異なっていた。

 トリガーダークがいてグリッタートリガーがいて、最終的には「光と闇の双方を認める」というテーマからトリガートゥルースが誕生する。だが、トリガーの「最強形態」は結局のところ「光」のみを強調するあの金色の姿なのだ、と考えると、うーん、この、という感じである。そうでなくても、ティガ及びトリガーのマルチタイプ(タイプチェンジ)が頭にあると、個人的な好みを差し引いてもやはり、

金ピカかよ……」

 って言いたくなるのだ。

 

 だから僕は「リベンジ」を期待して8話を見た。トリガーもやはり何か「リベンジ」を期して地球に戻ってきたのだ。……だが。「あんたは光も闇も否定しなかった」と言われ、その未練を果たしたかに見えた、直後である。

「いや、色~~~~~!!!」

 

 思いっきり闇を否定してるじゃん、マナカケンゴォ……。

 だって、貴方が言ったんだぜ……。

、どっちが好きだ」

「えっ、僕はですけど」

 何!!!!????僕もだ!!!!!!!!!!!!!

 思えばこの時も「まあいい、譲ってやる」って言われながら結局金色になったんだっけ。ああ、さっきのは怪獣の話だった。もしくは赤・青の二択ならそうなるけど、一番好きなのはゴールドなんだなあ。……いやいやいや、ちょっと待ってくれ。

 

色々言ってるけど第8話は好きよって話

 ただ久しぶりにトリガーを見られて嬉しかったのは事実であり、また『デッカー』における共闘はストーリーにも噛み合っていたといえる。また、

 ティガ&ダイナでは見られなかった「パワー&ストロング」「スカイ&ミラクル」という共闘が披露されたのは少し嬉しかったし、どちらも見ごたえあるバトルを展開してくれた。

 それに、やはり前作のOP曲である『Trigger』をバックにした戦闘は最高に熱い。逆転BGMとして流すOP曲がたとえ安直な演出だとしても、特にこの曲なら何度でも見たいし聴きたいのだ。

 

 

2.おまけ

 

 とりあえず一個職が決まった。9月中旬から、これまでやってきて、またやりたいことに近いものが出来るはずだ。

 これを「就職」「定職」と呼称すべきかは議論の余地があるけれど、少しは気持ち的に安定するんじゃないだろうか。ただ、これも曖昧な問題だけれども、ついに「皆と同じように」とか「普通」に働くことはかなわないのかな……と、そして何故そうできないのか、何故こうなるのか……と、己の非力を嘆く次第である。

 ただ、結局のところは「与えられた使命果たして 仲間の為に戦う」こそ本質なのであり、形態はどうあれ、空いた穴を少しでも満たすことに努めることしかできないのではないか。そこに僕個人のやりたいこともビジョンも本来あったものではなく、「できる」と思うことを「やるしかねえ!今、やるしかねえんだ!」なのである。

 各所で「将来の夢は?」的な質問をされまくったことに対する、僕なりの回答をここでさせていただく。これを軸が見えないとか、一発不採用になるコメントだ、と断じるならば、あとは勝手にしてくれ、としか言えないのだ。

 

 

 

 

 

 

*1:モンスアーガーは『ダイナ』の登場怪獣だが、便宜上オリジナル扱いとする。

*2:最も威力の高い光線を撃つためだけに最強形態に進化する、というのは、ガイアやコスモスなどで見られた

*3:正確には「グリッタートリガーエタニティ」。エタニティコアの「超古代の光」の力を受けてパワーアップする姿。