むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ4歳魚と26歳児の気ままな放浪記とか落書き 

【駅メモ】修行レールトリップ ②寂しみの日本海編

 前略。すっかり秋、いや初冬と言う方が適切な気候ですね。

 

 ってことで推しの写真をどうぞ。

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筆者の激推し・E653系 -2020.10.22だったはず 新潟駅にて

 うーんこの脈絡。

 

 しかしE653はカッコいいです。カッコいい、というか愛しい、というか尊い。新潟に転属となってからの外観・カラーリングは、常磐線を飛ばしまくってた時代のそれとはまた違った印象を個人的には受けます。↑の【しらゆき】編成が特にそうだけど「白」がしっかりと塗られている(?)ような気がします。

 あと【フレッシュひたち】時代よりも何か太ってない……?まあ寒冷地域なので厚着をするなどしたのでしょうか。

 

 

 

 

 

1.推しを語ろうのコーナー ~E653系と新潟・北陸のあれこれ~

 

 ところで折角新潟に来てくれたはいいけれど、目にする機会はあっても中々乗る機会がないのが悩みどころです。かつて北越・くびき野】時代に運用されていた485系についてもあまり乗れず……でしたので、かなり惜しいなと思ったもの。

 僕としては、通常の乗車料金だけで利用できる快速【くびき野】はかなりありがたい存在でした。時間短縮もそうだけど、通常料金で普段は乗れない特急車両に乗れる体験がよかったんですね。

 

 当初は【しらゆき】北越の遺志を引き継ぐものとばかり思っていました。ところが蓋を開けてみると、【しらゆき】快速【くびき野】が特急に格上げ&北陸新幹線連絡列車のようなポジションに。発表された運転区間を見て「あらー」と思ったものです。

 ※運転区間こそ新井・上越妙高~新潟となっていますが、設定としては【特急「北越」の代替】のようです。申し訳ございません。(怒られたので)訂正してお詫び申し上げます。2022.2.6訂正

 またほくほく線経由で走っていた特急【はくたかも廃止された(←名称は新幹線に引継ぎ)ほか、近辺のJR線は悉く三セク化したんですね。これにより、新潟ー富山ー金沢のアクセスはやや不便になったような気がします。

 鉄道会社をまたぐとか、エリアを跨ぐ際のあれこれ、単に利用者が混乱する以外の何物でもないので何とかならないかなあ~なんてよく思うんですけど、その点JR東⇔富士急とか、首都圏の私鉄⇔東京メトロ等の地下鉄なんかはかなり使いやすいですね。

 やはり、跨いで乗る人が多ければ会社も柔軟に対応を練っている、ということなのでしょう。しかし長野中心部では流石にIC導入を検討しても良いのでは……なんて考えたり。

 

 話を戻します。

 列車種別やら運行形態やらに関しては何とも言えない感じが残ったけれど、E653系はやはりカッコいいですね。あと新潟から庄内・秋田方面へ進む特急【いなほ】に関しては、少し長めの7両編成で、異なる配色の車体が走っています。

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夕日&黄金の稲穂を連想させる、転属当初の配色

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一番後にデビューの「瑠璃色」編成

 これともう一つはまなす色」という編成があるんですね。ちなみにグリーン車がすごいんだとか。これは是非乗ってみたい。
 

 山梨にいるときは【あずさ・かいじ】という利用しやすい特急がありましたから、結構な頻度で乗ったものです。それでも本来特急列車に乗る瞬間というのは特別で、いつ乗っても味わい深いものがあります。いつまで走っているか、というのはわからないので、あるうちに是非……

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車内もカッコいいですね

 ということなのでこの前乗ったんですけどね。

 

 

2.「乗った思い出を作る」が目的の旅をしよう!~上中越遠回り記/2020.10.某日

 

 この前は「駅メモ!」の新駅目当てに、僕が新潟ー山梨間で幾度か無謀ルートを敢行した話をしました。まあ、いざとなればああいう選択肢も……ということですけど、逆に余程の「いざ」という事情がないならやめましょう、という話でもあります。

 尤もそれが僕にとっては「いざ」なんですね。

 何がだよ。

 しかし仮に例のゲームをしていなくても、「乗ったことがない」路線・電車には興味を惹かれるというもの。いや鉄道を差し引いても、新潟には知らない土地が多い。そして知らない文化が多い。というか出身県でありながら、全くと言っていいほど新潟の事を知らない……

 というか新潟広すぎわろた。

 つまりは「行ったことがないから行ってみたい」「知らないから知りたい」という話に過ぎません。今回の場合も、「駅メモ!」の赤新駅・黄色新駅というだけでなく、そもそも「今まで乗ったことがない・行ったことがない・降りたことがない」という場所・路線が含まれています。

 

①新津~吉田~柏崎/信越線&越後線

 ということで、新津駅をAM7:06にスタートです。ここからは信越線・東三条を経由し、弥彦線を吉田駅まで進みます。実際の時刻表はご確認を。

 AM7:59、吉田駅着です。しばらくは地方駅の朝の風景を眺めてのんびりホームで過ごします。ここからは約40分ほど間があきまして、越後線で柏崎を目指します。

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115系 2020.10.12 吉田駅にて

 この貫禄。

 

 ということでAM8:39に吉田発です。モーター音、ブレーキ解除音、出発時の少しつっかえるような「ドスッ」という音(?)。320円区間の切符がたまらなく嬉しかった、あの頃を思い出します。

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旅情ですね

 国鉄時代の名残を感じさせるクロスシート、その窓の向こうには、実りの秋を迎える田園風景がゆったりと流れていきます。高校時代通学目的で利用していた時は狭苦しさを覚えたものですが、こうして休日にふらりと飛び乗る時に旅情を湧きたててくれるのはクロスシートの魅力ですね。

 吉田~柏崎間では車掌さんが車内改札にやってきました。最近は自動改札やらICカード普及やらチケットレス化やらが進んだ……からといって、別に特段珍しくなったわけでもありませんが、旅情を感じる光景には違いありませんね。

 そんなこんなで約一時間の乗車で、9:47に柏崎に到着しました。

 

②柏崎~直江津~市振(信越本線日本海ひすいライン

  柏崎では約50分の待ち時間があるので、一度改札を出て少し休憩、再び出発は10:36です。ここからは再びE129、そして信越線と再会し、直江津を目指します。この区間、途中では「日本海に(多分おそらくホームと水の距離的に)一番近い駅」こと青海川駅があります。

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信越本線 青海川駅

 なぜか海を見ると感動するんですよね。

 それも夏のシーズン中ではなく、むしろ寒い季節、灰色が空を覆い光の照らさない、哀しい色をした海。振り返ってみれば、今年1月には羽越線今川駅、2月には伊豆に行き、わざわざ冬に海の音を聞きに行きました。どれも暗い表情で、寂し気な声を上げておりました。

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直江津から見る日本海

 そして今回も曇り。うーんこの。

 

 さて11:19に直江津に到着。お腹がすいてきたので休憩しましょう。

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直江津駅前ロータリーの「直江津庵」で昼食

 昔は新潟駅構内の駅そば屋さんによく通っていたのを思い出します。直江津の特産「めぎす」の天ぷらが乗ったうどんに、お店の目の前を通る機関車に興奮しながら舌鼓。

 ちなみに今回は直江津から先、日本海ひすいラインに乗り換えて、新潟県の最西(?)端・市振駅を目指します。12:18に出発です。

 かつてはJR北陸本線だったこの「日本海ひすいライン」、途中には難所「親不知」があったりモグラ駅があったりと、こちらも味わい深い路線です。また、交流/直流を切り替えるデッドセクションがありますが、こちらは現在車両が気動車にほぼ統一されたことであまり関係がなく(?)なっているようです。

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ホームの目の前は海の市振駅

 そんなこんなで13:29、市振に到着。

 

 新潟県の一番西の端(たぶん)に降り立ちます。

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なほ「スケッチしていきたいな」僕「引き返すよ」

 なほ……ごめんな……

 

 ということで何もせず、14:02発の次の反対方面の列車で引き返します。

 わざわざ来て引き返す理由と言えばそりゃあ駅メモの赤新駅です。ついでに言うと、今回の訪問まで日本海ひすいラインで取れていなかったのはこの市振だけで、何ならその先の越中富山とか泊ですら取れている(大学3年次の所用による金沢訪問の際、北陸新幹線車内から取れた)のです。本当に「この駅を取るためだけに乗り、駅を取っただけで引き返した」ということになります。

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直江津駅前ロータリーでは駅弁の特設販売が

 まあこの後、直江津に引き返してまた海を見るっていうことをやったんですけどね。あと直江津駅を出てすぐの駅前ホテルでは、玄関先(?)で駅弁の特設販売をやっています。

 海に感謝して、海の幸に舌鼓。最高ですね……駅弁とは何も車内で食べるだけがそれではない、というのがよくわかります。

 

直江津十日町越後川口~長岡(ほくほく線飯山線上越線

 さて、直江津で海を眺めたらまた出発です。頭は電車のことでいっぱいなので、今度も遠回りをします。

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北越急行の主力車両・HK100型

 久しぶりにほくほく線に乗ります。いつ以来か、というと今は亡き特急「はくたか」に乗って以来です。なので、実に12~13年くらいは経過しているでしょうか。ということは駅メモ!」開始後は乗っていないことになりますね……

 ……このゲームはこんな感じで沼っていきます。

 

 直江津駅を16:57に出発。

 ほくほく線には折角乗ったはいいけど、既に日は落ちていたので車窓や風景の写真はありません。ただ以前は「はくたか」が160kmで飛ばしまくっていたこともある高規格路線、現在も普通列車とはいえHKの加速がエグかったです。

 この後は十日町で休憩(駅近くの温泉に入りました)、その後は飯山線上越線を経由して20:02に長岡着。

 

④長岡、旅の締め(長岡~新津/信越線)

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長岡駅から歩いてすぐのラーメン屋「一生」にて夕食

 ちなみに僕はラーメンが好きです。詳しいわけではありませんし、特にこだわりやら何やらもありませんが、まあ1人で外食した際はラーメン屋に入ることが多いでしょうか。

 ということで、駅前で偶然見かけたお店にて夕食。今回は醤油らーめんをいただきましたが、お店のおすすめは「海老塩らーめん」とのことで、次回はこちらも頼んでみようと思いました。

 

 そして長岡を21:31に出発。

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楽しい旅でした(2枚目…新津駅)

 タイミングいいし、乗るか。

 ということで、推し特急・しらゆきに課金しました。やっぱり推しは尊いですね。ゴールの新津に22:09着で、40分の乗車時間ですが堪能しました。やはり未だに、新潟でE653が走っているんだ!というのが夢のようです。

 

 今回はここまで。 

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ツカレタ

うーん頭が悪い。

 駅メモerの皆様、また鉄道ファン・旅行ファンの皆様におかれましてはあまり真似するのはおすすめしない行程となっております。ちなみに、

【上中越遠回り】

 っていうタイトルでメモライズしてあるのでよかったら挑戦してね。60駅です。

 

 

 ではまたその辺で。丁度よさげな修行ルート随時募集しています。おそらく次回は【錦秋の上越線編】です。おそらく。