むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ4歳魚と26歳児の気ままな放浪記とか落書き 

【記録】SA各駅停車 -2021.8.1

 今シーズン開幕(超今更)

 

f:id:tomo16change_up:20210807133155j:plain

快晴、真夏のデーゲーム(意:地獄) -2021.7.31

 チーム内でもどうやら自覚はあるようだが、どうやら我々はドが付くmasochistらしい。言うまでもないが、試合まで二週間を切ったタイミングで「ダブルヘッダーいけますか?」と訊かれて「大丈夫です」と満面の笑みで返答する僕もそこには含まれている。

 いや待てよ。そもそもなんだかんだ言って、そこまでアウトドア派でもなければバイタリティも低いくせに、ユニフォームとグラブ・スパイク・バットを抱えて片道350キロ超を移動していくなんぞ、まさしくドMなのではないか?*1交通費や宿泊、電車の接続、会場までチームの誰かに送迎を依頼……など多々問題もあるが、まず活動時間より膨らんだ荷物を抱えて移動する時間のほうが長いのはなんとかしたい。

 特に帰路は、全身もれなく筋肉痛で重い体と、行きより何故かパンパンになったカバンを引きずるようにして歩き、それでも寄り道をしまくってきた。赤新駅が大事なのはそれはそうなのだが、仮に道草を食わずに直帰するにしても、もう少しこの旅行下手加減はなんとかなるまいか……?と、やっぱり重すぎるカバンを見て思うのだった。

 

 

 というわけで考慮の結果、

「もう車で行ったらよくね?」

 となった。

 

 

 1試合めの会場に到着したときに車で来たのかと訊かれて答えたときの、主将の「狂ってる……」という苦笑いが忘れられない。

 しかし反論を呈しよう。今回に限らず、わりと意を決しないと遠出ができないタイプの人間だと自負(?)しているが、近くのホームセンター行こう的なノリで300キロ超を走行する先輩なんかもいたりする。

 それこそチームの活動自体は2週に1度ペース(多ければ週1)であるが、会場は関東周辺でコロコロ変わる。そのたびにプチ遠征をしまくるチームメイトのほうが、フットワーク的には狂っているのではないだろうか。


 よくわからない張り合いはさておき、これまで電車旅で抱えていた問題は解決しまくった。乗り換えの時間なんか調べなくてよく、何時にどこまで送迎してもらうかも心配しなくていい。純粋な速さでいえば、オール在来線で組んだ電車旅よりも遅れてしまうが、精密なダイヤグラムに合わせる必要がないのは素晴らしい。

 その他、いいなと思ったのはやはり「乗り換え時階段ダッシュ」がなくなったことだ。あれが何よりのトレーニングになっていたから残念と言えば残念だが、それをやるのは試合直後である必要がない。寄り道や休憩をしよう!となったときに、カバンを車内に置いていけるのも魅力だろう。

 

 休憩……うん、良い響きだ(?)

 道の駅や、高速のサービスエリアは宝の山である。

f:id:tomo16change_up:20210807133216j:plain

小布施PAのソフトクリーム(この後溶けてジャージを汚す) -2021.8.1

 姨捨SAで休憩してから1時間足らずだったが、魚がソフトクリームを食べたいとねだったので小布施で降りた(←こじつけ)。この周辺では電鉄長野線や、廃線区間屋代線も一部駅が取得できるから、この時はまだ赤新駅だったところに手を伸ばせたのも収穫である*2

 

 ちなみに姨捨では昼食のあと、魚に盆地を見せた。

f:id:tomo16change_up:20210807133351j:plain

f:id:tomo16change_up:20210808163944j:plain

日本三大車窓はSAからも綺麗 -2021.8.1 姨捨SA下り

 ちょうど一年前は篠ノ井線に乗り、スイッチバックで入線してから十数分の停車時間を利用して、駅から盆地を眺めたんだったか。SAから見ても綺麗である。というか、山梨西部~長野~上越にかけて「よくぞこんな高いところに道路を作ったものだ」と感心せずにはいられなかった。日本の技術力しゅごい。

f:id:tomo16change_up:20210808163937j:plain

これは姨捨SAのラーメン -2021.8.1

 この日はとにかくSA・PAごとに停車した。10:00頃に甲府を出発し、すぐに八ヶ岳PAに入る。挽き立てのミル挽きコーヒー……はブラックでは飲めないので、アイスカフェオレのボタンを押すと、機械がせっせとカップに液体を注ぐ工程が楽しげな音楽とともにビジョンに映し出される。ユニークな自販機としてTVに取り上げられたこともあるようだ。

 展望台から富士山は見えなかったので、給油だけして再び帰路につく。隙あらば休憩、と同じくらい念を押されていたのが「隙あらば給油」であった。なるほど、次の給油所まで百何キロ、とかいう表示を目にすれば、一応足しておくか、という脳になるだろう。おかげでガソリン代は消えまくったが、スタンドに行けば燃料切れだけじゃなく、たまにタイヤやバッテリーも見てくれたりするのでありがたい。

 そんなわけでたしか12:00くらいに原PAに着いた。暑いと飲み物がなくなるのが早いが、トイレ休憩と銘さえ打てば、ドライバーがコーヒーをほぼ一気飲みするのは効果的な気がする。本線を走行していても、

 とりあえず休憩!

 と出てくるのだから、致し方ない。標識に従っているだけなのだ。

 

 ここまで来たら諏訪湖SAや、往路では休憩した梓川にも寄ればよかったなと若干後悔している。どうせ急ぎの予定なんぞないのだ。各駅停車もびっくりの停車頻度、かつ停車時間だったと思う。

 後続車両には申し訳ないが、高速道路だからといって100キロ超で飛ばす脳味噌がないので、おとなしく左車線をのろのろと走り、マグカップみたいな標識を見つけては休憩した。試合後だからいいのだ、無理は禁物。

 

 この後は先の姨捨、小布施、あとは黒姫野尻湖新潟県に入って大潟PAと順々に停車し、米山SAには夕方頃に停車した。

f:id:tomo16change_up:20210807133206j:plain

f:id:tomo16change_up:20210807133201j:plain

魚「いつ見てもやっぱり海はきれいだな」-2021.8.1 米山SA下り線

 上信越道の勾配がきつかったのと*3、そこそこに疲労が溜まってしまい、休憩をしないと危ないなと思ったのもある。とりあえず休憩、無理は禁物(二回目)。運転中に眠りに落ちるのは流石にまずいが、高速に限っていえばそれなりにSA・PAもある。

 ただし、この後筆者は18:00頃に栄SAで再び休憩し、なんだかんだ新津に到着したのが19:20をまわった。どのみち三連休で余裕を持たせていたので、時間が許すのであれば、という感じにはなる。

 

 これまでにもドライブ中に道の駅やサービスエリアを見つけると、全く疲れがなくても立ち寄ってきた。それこそ近隣を流すときなんかは、49号線を道の駅「阿賀の里」まで上り、休憩して引き返すことが多い。同駅に立ち寄るとだいたい時間帯的に物販は閉まっているが、トイレと自販が充実していれば申し分ない。どの道の駅・SAでも、個室のほうはその時々によるが、あまりトイレが混雑しないように広めに、多めに場所が取られているのは素晴らしい点である。それに「阿賀の里」は近くをエメラルドグリーンの阿賀野川が流れ、青い山々とよく合う風景にマイナスイオンを感じられてとても良い。

 そして大抵は自販で何か買っている。中学時代にバスで県外遠征に出かけた時も、サービスエリアの自販機というのは何かと人気が高かった。先のミル挽きコーヒーをはじめ「調理して30秒くらいで出てくるタイプ」は毎回争奪戦になっていた印象がある。栄や黒崎SAに停まるときの、部員の喜びようは凄まじい。

 自販じゃなくとも、物販や食堂も宝の山である。フードコートで出てくる定食にハズレはないし、それとは別にレストランがあったり、屋台で焼き鳥やソフトクリーム、スイーツが売っていたりするから目移りしてしまう。展望台や休憩スペースのベンチで一休みするのが好きなので、米山だけじゃなく赤城高原や越後川口阿賀野川SAのような感じになっているとうれしい。

 

  ちなみに十数年前は自販争奪戦に参戦することすら諦めてしまったし、大学からの帰省時は各SAにつき15~20分くらいしか設けられていない。サービスエリアを満喫するのが念願だったので、こうしてかなってよかったなと思うのだった。

 めでたしめでたし。だが正直、やっぱり勾配がそこそこにきつくてあのお肩(車)くんのほうも疲労が心配である。もうタイヤだけでも変えてしまおうかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【超おまけ】

 というわけで、7月末の夏真っ盛りに13:00~&19:00~とかいうダブルヘッダーという修行に、果敢に挑んだ我がチーム。

 1試合目は何だかんだ最終回には3点差まで詰め寄りお祭り騒ぎとなった……が、序盤の主に僕が犯したエラーが重く響き敗戦*4。打撃でも呆気なく3打席凡退するなど精彩を欠きまくった。この日は体温より高い酷暑で集中が困難だったとはいえ、ならばストップをかけるなどしないと味方にも相手にも失礼になってしまう。結果以上に反省をしなければいけない一幕となった。

 それでも会場を移動して迎えた2戦目(やはりドMなのか?なお、2戦目の相手は毎週試合を組んで公式戦でも上位に進出するわりと「ガチ」なチームである)。小5以来実に十年以上ぶりとなるナイトゲームに終始気分を高揚させながら、強豪相手に終始劣勢となるも思い切ってプレーしてきた。挽回の機会があったのはうれしい。相手チームとなぜか合同でシートノックを受け、一緒にセンターの守備に就いた方のハイレベルな送球精度に自信をなくし、その直後に打球を見失って後逸するなどもした。

 六裏からは1イニングだけマウンドに上がり、長打で2点を献上するも四死球ゼロ。三遊間の深い打球を軽快に捌いたショートや、当たっている相手の1番打者に対して深めの守備位置を敷いていたライトに助けられ、捕手の好リードもあって充実の内容となった。点差はあったとはいえチーム全員が輝きを放った好ゲームだっただけに、いてもたってもいられなくなって、志願するように投球練習を始めたのだった。数少ないが「やりたい!」「こうなりたい!」と思うことには正直でありたいので、行動を起こせてよかった。

 なお、チームは敗れた模様。しかし、二試合目の六裏を守り終えたときには11点ビハインドとなったにもかかわらず、まるで優勝したかのようなお祭り騒ぎになったのには、このチームでよかった!と切に思った。これ確か「弱小野球部あるある」に書いてあったな……というのは言わない約束である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:多くて1か月に1度というほぼ「投げ抹消」的な参加の仕方をしているのはこれが理由である。シフトの関係もあるが、最優先にしたいことを優先できていないのは悩みだ。

*2:ながらスマホ、ながら駅メモはやめましょう!

*3:四駆とはいえ軽だからなのか、アクセル踏みっぱなしでも中々登れないので、迷わず登坂車線に逸れた。

*4:センターを守っていたが、手前に落ちた打球の弾み方に対応できず、後逸してランニングHRを献上。グラウンドコンディションもあるが、悔いを残す中途半端なプレーである。