むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ5歳魚と27歳児の気ままな放浪記とか落書き 

スパイでもアンチでもないんです -2023.10.28

 今季3・4試合目を戦ってきた。

やきうの時間です(一番乗り)

 

 

 

 

1.続・スパイ疑惑

 

「やきうの時間だああああああああああああああああああああああああああ」

「ツイ廃やきう民うるさいよ」

 はい。

 

草野球、野球場の推せるポイント

 しかし良い球場なのである。

外野は天然芝で、バックスクリーンもついている

 元・外野手として、自分の守るポジションが芝になっている球場というのは実に推せるのだ。何といっても見栄えがよいし、走りやすさも個人的には土より勝る。決死のダイブをしてもユニフォームは(土より)汚れない*1。あとは試合前後のアップやクールダウンで、ストレッチがやりやすい、という点も挙げられる。この日のように、前の晩が雨で芝が濡れていたりすると、安打からの返球には気を遣うが、そのくらいだろう。しかし、今まで疑ったこともないけれど、野球場が「内野が土、外野が芝」になっているものが多いことには何か理由があるのだろうか。

 

 この球場は他にも推しポイントが多い。バックスクリーンがあること。流石にプロ仕様のような電光掲示板やカラービジョンがあるわけではないが、単なる緑の分厚い板がセンターの後方に見えているだけでも、主に打席からの見え方がかなり違うのだ。

 ファウルゾーンが広いのもテンションを高める。先の今季初登板ではそれが仇になり、暴投を繰り返して自滅してしまったが、良い意味での緊張感を生む広さである。

 ベンチもそうである。流石にロッカールームこそないが、ただのベンチではない「ダグアウト」というに相応しい構造だと、テンションは上がる。シンプルに広いので大人数に対応できるし、上部に荷物棚があることも推せる。メット置きに、丸くて斜めになっているバット立て、水道も、実に良い。

 需要が無いので開放しなかったが、観客スタンドもやはり欲しい。ちなみに5月には通行人が何名か足を止めて観てくださっていた。あっ、当然無料なのでよかったら観に来てください。ってかスタンドも開錠しておくべきだったかな。

 そして言うまでもないが、投手に欠かせないのはブルペンだ。欠かせない、といっても、無い球場もある。そういう時は大体これくらいだろう、っていう距離を自ら取るが、距離以外の問題は傾斜だ。実際のマウンドには高さがあり、捕手を見下ろす形になる。これが、投げやすさにも違和感にもなる。勿論、ブルペンで良くても試合で大きく壊れる場合もあるのだが……。あとは先発だろうと中継ぎだろうと、「ブルペンに行く」という絵面がモチベーションを高めてくれる。形から入る、ここ大事である。

 

そら(試合なんやから)そう(本番)よ

 さて、極めてモチベーションが高まったところで試合開始である。後攻なので、最初は守備に就く。試合前の円陣で、今日の声出しは僕に順番が回ってきて、

「(来週が大会だけど、)今日は”調整”ってわけじゃないから」(キリッ

「いつもの通り野球楽しんで、好きになって、笑って帰りましょう!」(キリッ×2

 などと気合を入れて、「さあ行こう!」とグラウンドに走り出していった。これが憧れだったのだ。もう当分はやらない。順番なので、1年以上は回ってこないはず*2である。

 

 1回表、恙なく3点に抑えて終了。

 実際に点数以上にリズムよく終わったので、この表現で合っているだろう。最も、ほぼ定位置のセンターフライなのにレフトが衝突しかけるという事象は起きた。これレフト何してるんですかね。……よく見ると背中に「16番」と書いてあるが、気のせいだろう。

 さて攻撃である。だが、守備に就いていた2人が戻ってこない。衝突しかけたレフトがセンターに詫びを入れ、色々と教えを乞うているところだが、3アウトチェンジになったのにベンチに戻れないのには訳があった。そのまま、レフトがライトへ就く。

 

そら(練習試合だから)そう(なんでもあり)よ

 つまりこうである。

(前日)

「守備時に2人貸してクレメンス。センターとライトで」

「ほな、ウチ1人余ってるから丸々貸すわ」

「すまんな」

 ↓

(当日)

「すまんがウチも1人来れなくなったからギリや。守備時に2人残るでええか?」

「ええんやで。すまんな」

 

 ということで、スタメンでありながら味方選手の打球に備える外野手の図がここに2人も出来上がった。うちの1人は僕である。どうせならそのままレフトに就かせていただきたかったところだが、ライトに移動するのが面倒といえば面倒である。ちなみに5月には味方11の相手8*3だったのが、今回は味方9相手7になった*4ので、ギリギリ中のギリギリ。ここで問題がある。

「体力持つかなあ......」

 言うまでもなく、攻守交代時の移動で削られる体力が、である。

 

 せめて守備中は温存したいところだが、そうもいかない。我がチームの打線を見ていると、入団当初より長打力が格段に向上している。スイングの強さと飛距離で、流れが変わるかもしれない。

 兎にも角にも5月(開幕戦)のようなチョンボは避けたい。奇しくもポジションは同じライト。なのに、さっきは味方のレフトの守備でセンターと衝突事故を起こしかけ、幸先は非常に悪い。

 

よぎる

 ……そして云々かんぬんで、ピンチ(チャンス)である。

 状況はランナー2塁で3番。シングルヒット時に走者の本塁突入を防ぎたいところだが、投手の制球がうまくいっておらず、打者は左バッターで、一発長打の可能性もある。点差は3点リード(ビハインド)なので、前進守備を引くことはできない。

 こういう時、引っ張り方向の長打警戒なら、考えることはかえって少ない。面倒なのは、流し方向にも長打が打てる―レフトなら左バッター、ライトなら右バッターであったり、あとは弾道の低いアベレージヒッターだがツボにはまれば長打がある、みたいなタイプである。レフトなら「右打ち、弾道4、パワーA、パワーヒッター、プルヒッター」ならむしろ良い。逆に、広角打法とかアベレージとか弾道2のABとかになってくるから嫌なのだ。

 ……なんてことを考えていたら。

 

 ―ドン!!

 

 概ね金属バットとは思えない、あるいは本当に金属ではないかもしれないが、ともあれ重く鈍い音とともに、打球が高く舞い上がった。軟式でこういう音がすると、だいたい打球に距離が出る。舞い上がって、……自分の方へ向かってくる。だが、上がり過ぎか?

 

 ……色々、よぎる。

 左肩付近に出したグラブ。それに一瞬遮られる視線。思いのほか失速し、予測の1,2センチ下……グラブの土手に当たり、芝に弾む打球。

 心臓が止まったような気がした。あるいは、激しく動いているのに聞こえなかった。

 落下が始まり、これはどう考えても安打にはならない、「只のライトフライ」であるべき打球―その事実が確定した瞬間、僕は語彙力を喪失する。オワタンゴ。ヤバいわよ!マジで草。あかんすよ。シンジラレナイ。ウホホング、ダメだダメであるよ。

 

 しかし意を決する。正確には、決する前に本能で、グラブを出している。頼む収まってくれ。グラブだけでなく、右手も添えて、大事に。頼む頼む頼む……。

 

 ―パンッ!!

 

 乾いた音と、左手に感じる確かな重みが、打球を完全捕球したことを当の本人に教えている。だが、ふと我に返ると、慌てて……とまではいかないものの、内野手がボールを呼び、攻撃中のベンチは「ゴー!」と叫んでいる。

 

 それでも、ボールを二塁手の胸元に返球して一息つくと、

「ナイスライト!」

「1アウトね~1アウト~!」

 と、守備陣(相手)に声をかけられる。攻撃中のベンチの声は、2塁走者のタッチアップ指示。確かに僕の捕球位置は定位置のだいぶ後ろで、タッチアップに備える送球体勢なんぞ取る余裕はなかった。悠々と走者は3塁へ到達。

 だが、アウトカウントは確かに増えた。僕は右翼手として、ライトフライを確かにアウトにしたのだ。一発のある左バッターの、引っ張った大きな打球。それをアウトにする。味方(相手)から、声をかけられる。まるで大ファインプレーでもしたかのような、誇らしい気持ちに……。

 

 ……なっていたら、その後攻撃中の味方打線が奮起し、3点あった点差がすぐさま無くなった。そして打順が近づく。1回なのに、もう打順が8番まで回っている。僕の打順は次。ベンチに戻るよう指示される。実に忙しない。

 だがフライを捕った。味方をアウトにした、なんていう気まずさはなく、誇らしげに帰ってくる、16番という外野手。……言うまでもなく、冷めた、呆れた、大きな目で見つめるものがいる。

 

「野球歴何年目???浮かれてると捕食するよ」

 はい。

 

4年ぶりの勝利、歓喜と安堵(と疲労

 なお16番という外野手はその後味方守備では左中間のライナーを追いかけて勢い余って落とす、左翼線のフライを追いかけて勢い余って落とすなどの「微妙なヒット」を献上するも、2四球で2得点といちおう貢献。チームはその後も忙しない攻守の移動を繰り返しながら壮絶な乱打戦を演じ、気が付くと1点リードで7回表を迎える。

 疲労困憊により、多くの面々が「リードしている」ということに気付かず迎えた最終回。守る方はプレッシャー……以上に疲労が重い。だが、先頭打者を出すも、中飛と三ゴロで、2死2塁に漕ぎつける。

 そして最後の打者の初球。投手が渾身の直球を投げ込む―。

 

 ―ボッッ!!!!

 

 鈍い音と共に、詰まった打球がマウンド前方に上がる。投手が両手を広げる。打球の下降が始まる。両手で行け!両手で!!という味方の声に、大事に、大事にボールを掴みに行き―。

「キャッチ!!!」

 主審の宣告により、最後のアウトが成立。

 

「よっしゃあああああああ!!!!」とマウンドに駆け寄る味方野手陣。

「終わった……」とばかりに安堵から肩を落とす投手。

 約2時間10分の、手に汗、どころではない壮絶な乱打戦(と、外野守備の忙しない往復)の終幕の安堵感。そしてそれを最後に勝ち切り、チームが勝利を手にしたことの喜び。

チームは僕の入団後初勝利!(なんと1428日ぶり)(なおスコア)

 最終スコア、11-10。

 実に4年―1428日ぶりという期間を経ての、勝利であった。

 

「ナイスゲーム!」」

 相手選手と健闘を称え合い、味方選手と喜びを分かち合う。激闘を勝利したことに喜ぶ者、4年という空白を経て掴んだ白星に安堵する者、それよりも、なんjもびっくりの壮絶すぎる戦いを終え、ただただ疲労・疲弊する者。それよりも、1時間の休憩を告げられ、そちらの方に喜ぶ者。……そしてそれよりも。

(この次はマウンドだ……今年はもう最後の登板かもしれない、悔いのないように)

 今季2度目の先発を控え、心を奮い立たせる者。

 

 なお直後の2試合目は打って変わってロースコアの立ち上がりとなった。16番という投手は2回まで1安打に抑え、味方に良い意味で困惑されるも、後述の通り中盤に集中打を浴び4失点。今季2敗目を喫し、おそらくは今季の最終登板を終えるのだった。

 

 

2.その他試合振り返り

 

  • 1・2試合目;依頼した審判がばっくれず、来てくれる。何でも前回、依頼したら連絡が返ってこなかったとか......。
  • 1試合目;1回表。9番左翼でスタメン出場。左中間ややセンター寄りの浅いフライを追いかけ、中堅手と衝突しかける。
  • 1試合目;確か2回表か3回表。3番バッターが左中間へ痛烈な打球を飛ばし、これをグラブに当てながら完全捕球できず、勢い余って転倒。「大丈夫~?」1回目。
  • 1試合目;3回裏。先頭で打順が回り、四球を選び出塁。ところが、次打者の3ボール目を四球と勘違いし、二塁に歩きかけたところを捕手から牽制球を送られる。無事に帰塁はするも、ボールカウントを忘れる記憶力の無さと、下手すぎるヘッドスライディングにより色々心配される。「大丈夫~?」2回目。
  • 1試合目;確か6回表。左翼線の打球を追いかけて、ダイビングキャッチを試みるもグラブに当てながら捕球できず、走者の生還を許す。なお遊撃手のカバーにより、2塁を狙った打者走者をタッチアウトにすることはできた。「大丈夫~?」3回目。
  • 2試合目;試合前のブルペンで監督より「ごめん、舐めてた」とコメントされる。そのままマウンドに上がり、初回を四者凡退*5。2回も無失点に抑えるも、ブルペンが嘘のような抜け球を連発し2四球。3回には相手打線に掴まり集中打を浴びた。結果は3回を投げ65球・被安打6・四球4で4失点。今季2敗目となった。なお立ち上がりが無失点だったことにチームメートから「覚醒した?」などと不思議がられる始末。
  • 2試合目;確か5表か6表の味方攻撃中、中堅守備に就き、右中間のライナーを捕球。「味方に捕られた」「良い守備や……」「あれうちの選手なんすよ!」などと言われ、守備陣(相手チーム)には好プレーを喜ばれる。
  • 2試合目;1試合目とは打って変わり、味方打線が沈黙。守備のミスによる失点も響き、0対7で最終回を迎える。ところが、土壇場で打線が繋がり、一挙6点を挙げる猛反撃。最後はあと一本が出ず、6対7で敗れた。ちなみに16番という選手は3打数ノーヒット2三振だった。2023年シーズン、ここまでまだ0安打である。
  • 試合後;近くのスーパーで惣菜を買い、ホテルにて食べることに。ところが箸を貰い忘れる痛恨のドジ。仕方なく最寄りのコンビニへ歩くも閉店しており、別方面へと無駄に歩く。

 

 

3.おまけ

 

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前の試合

tomo16change-up.hatenablog.jp

 リベンジは成功といえるだろうか。

 

次の試合

 さて、4年ぶりの勝利に沸き、チームはいよいよ創部初の公式戦に臨むことになるのだが……。(続く)

 

tomo16change-up.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1:後述の通り、走塁で土にダイブすることにはなった。

*2:年間試合数が人数を大幅に下回るため。もしかすると2~3年先かもしれないが、人数次第。

*3:味方は+2名、相手が-1名。

*4:味方±0名、相手-2名。

*5:2番打者が安打で出塁。走者を出すも無失点に抑えた場合、このような表現が用いられる。