むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ4歳魚と26歳児の気ままな放浪記とか落書き 

去年の初七日

 冬の新潟としては珍しく、連日よく晴れている。

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新津駅を上から E131系も止まっている -2022.1.7

 ここでいう「良く晴れている」とは、雪も雨も降っておらず、雲の隙間からわずかに太陽と青空が顔を覗かせている光景を指す。すぐ北には分厚い雲がそびえ立っていて、きっとすぐこちらへやってくるだろう……そんな状況でもこれは「快晴」。いや、実に散歩日和だ。

 ということで、この日は二度寝から醒めたのち、近所で用事(まあハローワークなんだけど)を済ませるついでに散歩した。二日連続で暇なのだろうか?連れ出されたマスコロも呆れている。ちなみに七草粥は食べなかった。存在すら忘れている。

 

 七草。

 僕は勝手に元日から七日までを「昨年の初七日」と呼んでいる。というか今そう決めた。……我ながら、なんてそのまんまなネーミングだろうか。

 休み明けで学校や仕事が再開されているだろうけれど、おそらく大半の人が今日の日付を記入する欄に「2021年1月……」と書いて、慌てて消したのではないか?あれれ、令和は4年では?と指摘を受けるまで、自分が「R3」と書いたことにすら気付かなかったのではないだろうか!……あっ僕だけですか、どうもすみませんでした。

 

 昨2021年、年が明けて最初の出勤を迎えたときのことだ。勤務開始早々に客がやってきて、決して高くはない料金と提出書類を頂く。さて客が室場に入っていったら内部処理である。書類の下半分はスタッフ記入欄で、一番下に日付を入れて保管するきまりになっている。

「R2年1月●日許可、っと」

 ……あ。

 

 こんなくだりを昨年は4月までやってしまった。何なら2月1日には1月と書き、3月は2月と書いた。 これでは初七日どころではない、四十九日あってももしかすると足りないかもしれない。

 これでも年が明けたという実感は一応、毎年持っているつもりだ。一年はむしろ長すぎるくらいである。それなのに、潜在意識ではその日は令和2年で、これから13枚目のカレンダーを見る……そんなことを思っていたのだろうか。

 だが、職安に持って行った書類には「令和4年」と書いた。頭には既に「昨」の文字が付いた、2021への手厚い供養。これが成長であると、勝手でもそう信じたいところである。