今週のお題「手帳」
【手帳は高橋?】
特にこだわりがあるわけではないが、2015年~2020年までずっと高橋書店の手帳を使っていた。
手帳と言っても色々なタイプがある。見開きが週ごと、月ごとになっているもの。日めくりもあるのだろうか?あとは見開き右側がメモ欄として空欄になっているタイプも使っていた。
大学3年になる2018年からは、一日ごとに6行日記が書けるウィークリータイプの手帳に統一している。勿論、本当に日記を書く訳は無い。
【何故か保存している】
さて、正月が暇すぎて断捨離していた、という旨ばかり書いているが、手帳に関しては前6年分を保管している。
あえて取ってあるのではない。捨てるのを忘れた。
面白かったので振り返っていると、2019年の9月に見開き一文字も書いていないページを見つけた。あまりマメに書く方でもなかったが、前後のページはそこそこにメモがしてある。なんだこれは、まさに失われた一週間か……
と思ったがすぐに理解した。
「この翌週頭は中間発表だったな」
それは予定は詰められないはずだ。だが、締切に備えて余白を設けたところで卒論やレポートをやれるなら苦労はしない。結局中間発表は色々あって死にかけた*1が、心優しい周りの方々に救われてなんとか終えることができた。
中間発表があったなら、卒論完成の時はどうしていたのだろう。ページをめくってみると、
元日から「卒論仕上げ」の期間を設けたらしい。ここでは傍線を引いて、大事な週であることを示している。その間、傍線以外は空白にすることが望ましい。というか空けておかなければいけない。
しかしスケジュール帳の余白は人に安心と開放感を与えるものである。
他のゼミ生が年が明けないうちに「卒論終わった!自由だ!」などとツイートし、提出期間の初日(6日)の午前中には「対あり」などというコメントと共に製本や受領書をアップしている中、
「年が明けてから実質9日も猶予があるではないか」
「何も提出期間の初日に出すことはないさフハハ」
などと高をくくっていた訳である。ちなみに元日はバイトを入れた。【memo】欄に宣言した「1/7までにおわらせる!!」の文字などまるで忘れている。
そんなことを言っていたら友人からLINEが来た。
「先生って出したら受領書とか送ってくれって言ってた?」
「えっわからん」
「そうか。いや出したはいいけどこの後どう報告メールするか迷ってて」
えっわからん。友人が何を言っているのか、である。
「……ていうことはもう出したんだね、早いな」
「は?当たり前じゃん。……お前まさか、完成してないのか?」
「だって締め切り10日正午じゃん?まあ9日に行こうとは思ってるけども」
「何言ってんだ、6か7に出してメールくれって先生言ってたじゃないか」
オーマイガー。
結局卒論は9日の未明~早朝に完成し、その日の昼前に提出した*2。久しぶりに見るスマートフォンに、教授からのメールが届いている。
≪まだ提出の報告を受けておりません 年末最後の授業にお願いしたはずです≫
オーマイガー。(二回目)
ほんとこんなんでよく卒業できたな、とつくづく思う。他にもこんなのもあった。6月の末の週である。
≪6/25 自主全休≫
なるほど(?)。その日のノリでさぼるよりも、計画して全休し遠出の予定など立てたいものだ、という思考か。一長一短があるが、全休による外出などで気分をすっきりできるのは言うまでもない。
昨2021年は「コウペンちゃん」のマンスリータイプを使った。自分で購入した記憶がないので、確か貰ったんだと思う。いやあ、かわいかったなあ。
しかし昨年の記憶を手帳で振り返ることは、ほぼ不可能であった。本来、毎日見たり書いたりするために手帳とはある。巻末の路線図で謎にワクワクしても、挿絵の邪エナガちゃんやシロクマさんに癒されても、空白のカレンダーをぼんやり眺めても、蘇ってくる記憶はほぼなかった。
今年2022年の手帳は、まだ買っていない。
【お知らせ】
お話を書きました。
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