むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ4歳魚と26歳児の気ままな放浪記とか落書き 

冷やしパインとパスタと枝豆とトウモロコシとビール -2023.7.15

 土曜の21時台なのに、自宅のリビングは静寂に包まれている。

 

 両親がこの三連休を使い、信州方面へ行っている。年に何度かはこういうことがあって、その度に落ち着かないなあなんて思うことも、だいぶ慣れてきた。というより、両親とは結構生活のリズムも異なるので、同じ家に住んでいながら丸一日顔を合わせない、なんてことも少なくない。

 

 特にやることもないので、ひたすらだらけようと決めて臨んだら、既に正午になっていた。せいぜい散歩のついでにお金を引き出して、その後はLINEギフトの支払いを(クレカ使用額をセーブする目的でコンビニ払いにしたため)済ませるくらいである。

 ほんの一時間足らずの外出だったのに、Tシャツの背中側はぐっしょりと濡れていた。夕方からシャワーを浴びる。良い感じに空腹なので、このまま夕食にする。早朝五時と夕方五時で、明るさは大して変わらなかった。今から一日を始めるのだ、ということにしても良い気がした。

 

 夕食はパスタと、何故か両親が買ってきていながら消費せよと指示されたポテトサラダ。季節限定のほろよい冷やしパインとともにいただく。相性は気にならない。まだ外は明るくて、テレビ画面のナイトゲームですらまだ明るいので、まあいいか、と思っておく。

 にしても、パスタをレンジで茹でる専用の容器みたいなやつが出てから、「夕食各自デー」における僕の中での食事の選択肢として、パスタはこれまで以上に身近なものとなった。大学の下宿時代、鍋に湯を沸かして茹でるだけなのに、それでまるで腕利きの料理人になったような気分に浸っていたことを思い出す。鍋で茹でるのがレンチンになっただけで、結局湯切りをするときにざるをブン、ブン、と上下に振る動きに、僕は満足感を覚えるのだ。

ほろよい冷やしパイン ほぼ毎年飲んでる

 それにしても冷やしパインがうまい。缶チューハイの味のことである。ほろよいの期間限定シリーズはつい呑んでしまうけれど、もはや僕の中では欠かせない夏の風物詩になっている。

 

 ちょうど中継していたヤクルト対巨人戦は、両先発の好投でサクサクと展開し、21時を待たずしてゲームセットとなった。僕の方も、夕食は食べたし風呂も入ったのであとはもう寝るだけである。

 遅番の日はともかく、そうでない日も何故か気付いたら日付を跨ぎ、2時や3時になっていることもしばしばある。この家の静かな時に、やることのない二連休が重なると、実にゆったりしていて良い。その分、印象やそれらを文章化する語彙力などはどこかへ消えてしまうけれど、まあ、いいか。

 

 あれだけだらけていながら21時半だったので、こうしてキーボードを打ってみた。まあ延ばしに延ばしても、千二百字がようやくである。今度は枝豆と、これまた消費せよと両親に言われているトウモロコシを、ビールとともにいただくことにしようと思う。

昨晩の宴 夏なのでイルカくんが来ました(名前はまだないが20歳以上)