むしょくとうめいのらくがき

鉄道と酒と野球ではしゃぐ4歳魚と26歳児の気ままな放浪記とか落書き 

▼ -2023.7.3

 良い知らせである。

 

 というのも前回更新以降、お知らせするようなことが極めて何も起きていないのだ。それが一番ではないか、と諺にもあるとおり、何事も無かったなあと呟く僕の表情は、ただの疲労を除けばひとまず安堵、という風なものに、鏡には映っていた。

 そういえば、写真を撮らなくなったなあ、と思った。書くものもなければ撮るものもなかった。元々一眼レフなんぞ持っていないしデジカメもいつか使おうと引き出しにしまっているきりで、撮影と言ってもスマートフォンのアプリで切り取り、記録するだけである。画像フォルダはスクロールする程の枚数もない。なのに、ストレージがいっぱいですと言う。先日撮影したピッチングの動画を切り取り忘れていたらしい。

 

 大炎上というに相応しい今季初登板から1か月が経った。投球の幅を広げるべく、新球種の習得に取り組み始めた。コントロールは現段階では無視。呆れることなく相方も捕ってくれる。とはいえ、カーブだろうとスプリットだろうと、カウント球だろうと決め球だろうと、「操れる」球種にしていく必要はある。

 試合になれば、主導権を握るのは投手。それなのに、一個のフォアボールをきっかけに、攻撃側が作った流れに支配されてしまうのが、1カ月前の試合であり、今までと同じやられ方だった。

 それにしても暑かった。暑さで倒れるなら本望!と友人は言っていた。だがそうであるとしても、暑さで無条件に奪われていく体力、という問題は拭えない。仮にグラウンドに倒れてそのまま昇天できるとして、あるのが野球に対する充足感や幸福感・高揚感だけならいいのだが……。

 

 ともあれ、水分補給はしっかりしよう。そういうことを自身のプレーにも、利用客としてのプレイヤーにも唱えている。なんでもこの暑さでよく足がつるのだというが、アドバイスを求められてとりあえず「こまめに飲む」と回答しておいた。沢山飲むのが良いのか?というが、がぶ飲みはなんだか良くない気がするので「少しずつにして回数を増やす」と回答した。多分間違ってはいないはずである。あと、睡眠不足が良くないのか、と訊かれて、確かに良くはないが足がつる主の原因とは言えるのだろうか?

 あれが正しい回答であったかはかなり不安である。根拠にあったのが、看板がうたう有資格者としての「スポーツのことなら何でも相談してね☆」じゃなく、単に自称・現役野球選手としての、決して豊富ではない経験値である。だが、正解・不正解とかはともかく、私はこうしていますがあなたはどうですか、的なアプローチで、互いに知見を深めていけたらいいじゃないか、というのは少なからず思っている。

 

 つまり何が言いたかったのかと言うと、何もなかった。無情にも走り去っていくゴミ収集車の音で目が覚めて、まあ出し損なった黄色いゴミ袋にはまだ余裕はありそうなのであきらめて、洗濯をし、朝兼昼飯を食べ、時間を持て余し、あえて片道40分程度かけて床屋まで歩いていき、3ヶ月放置してすっかり雑草と化したものを刈り取り、帰宅して洗い流すついでに明るいうちに風呂を済ませ、夕食後の気絶ついでに朝まで眠ろうとしたら、風呂に入れと起こされたのでもう入ったと抗議し、結局中途半端に起きて過ぎていった月曜日―世間だけが慌ただしい中の休日に、なんか似たようなことを違う語彙で綴っているだけである。

 眠らない限り休日は終わらないということもできる。しかし、この生まれてしまった”ロスタイム”を謳歌しようにも、世界は寝静まり、今日でも明日でもなくなっている。良い感じに仕事に慣れて、良い感じに週の頭が憂鬱になってきた。まあ、その程度が一番とも言えるし、でも何か楽しくて良いことあるさ、とも思っている。

 つまり、あれかもわからん。はっきり言うて。おーん。